まず始めに為替証拠金取引も外貨貯金も外貨を使った資産運用法というところでは共通しています。外貨貯金は主に銀行、為替証拠金取引は先物取引を扱っているところが多いです。先物って聞くと怪しい気もしますが、先物はやった事が無いのですが、この為替証拠金取引だけに関して言えば全然怪しくないです。僕も最初は恐る恐るだったんですが、使ってみると意外と簡単で、外貨貯金よりもメリットも結構あるんですよね〜。

　　僕の感じでは、為替証拠金取引は24時間の株のようなイメージです。株式の売買経験のある人なら感覚的に理解してもらえると思います。為替証拠金取引はちょうど株の信用取引のイメージと限りなく近いと認識してもらってOKだと思います。

　もし株の売買経験は無いけど銀行などで外貨貯金の経験のある人ならこう説明すれば分かりやすいかもしれません。、外貨貯金で1＄=100円で1000＄の貯金だと10万円必要ですね。もし、＄1=110円になったとしたら11万円になり利益は1万円と言うことになりますよね？しかし10万円を証拠金として＄10000の運用を行ったら、＄１=110円の時には、10万円の利益になると言うことです。しかし気をつけなければいけないのはリターンが大きい分リスクもあると言うことです。もし、１＄＝90円になれば10万円の証拠金は戻ってこなくなるでしょう。

下に為替証拠金と外貨貯金のメリット・デメリットを書いておきました。

●金利●
外貨貯金で金利がもらえるのは理解できますよね。なんと、為替証拠金でも「スワップ金利」と呼ばれるれっきとした金利がもらえるんです。しかもオーストラリアドルなどは＄10000(約75万円相当）で1日90円がもらえるよ。365日で32850円だね。これで年率を計算すると4.38％になるね。しかも為替証拠金の場合は定期貯金のように満期ってのは無く、1日単位でもらえるからちょっとづつ貯金している気分になるよ。こういった意味で僕は金利においては為替証拠金のほうが有利と思っているよ。

●売買値●
外貨貯金の売買するときの値段は銀行が朝一のレートで決めたものが多くて、1日に1つの値段しか無いのがほとんどだね。その点、為替証拠金取引はリアルタイムで値段が動いているから安値の安値を狙って買う事が可能だよ。しかもほとんどの為替証拠金取引は自分で決めた値段が来たら売買をしてくれる機能が入っていて便利だよ。いくらになったらどれくらい買って、いくらになったらどれくらい売るって言うのが可能って事だね。

●通貨種類●
外貨貯金は通貨の種類が多くても4〜5つじゃないかな。証拠金取引は10種類近い通貨が可能だよ。けど、結局は自分のお気に入りの通貨がメインになっちゃうんだけどね。（高金利通貨とか・・・)

●リスク●
ここまで使い勝手が良い、為替証拠金だけど、やっぱそれは諸刃の剣。リスクもあるんだね。まず一番のリスクが必要以上にレバレッジ（てこの原理）を掛けすぎて少し為替が変動しただけで大きな損失が出てしまったりすることもあるんだ。しかし、これは自分自身の問題で、はじめるときにある一定のルールを作って望めば克服できるよ。人間は欲な動物で、もっと儲かってたのに〜といった心理が働いてしまって大きな勝負に出てしまうんだね。そこさえ抑えれればリスクは外貨貯金より少なくすることも可能だよ。

●手数料●
手数料は圧倒的に証拠金のほうが有利。なぜなら銀行ではTTBやTTCと言った売買値段がありますが、これが市場でのレートから見ると1円〜2円ほど取られるところが多いのです。たとえば1円の差を取られるとすると、＄1=110円だったとしても売るときは109円、買うときは111円だったりするんですね。その点為替証拠金は5銭〜10銭がほとんどです。この差は歴然だと思います。